QUALITY事業案内

受賞歴

社員一人ひとりが、「喜びで繋がる 未来を支える モノづくり」を実践するという目的を共有し、真剣に考え、行動すること。それぞれが責任をもって業務に取り組むこと。それらがお客様にご満足いただける品質の製品づくりを支えています。

こうした品質への誇りの象徴としての取り組みが、職業訓練法人アマダスクール主催で平成元年より毎年おこなわれている『優秀板金製品技能フェア』への出品です。
そんな取り組みの一部と、実際に製作担当した社員をご紹介します。

近年の主な受賞歴

対象フェア名受賞名作品名
第34回 優秀板金製品技能フェア経済産業大臣賞『サボニウス形風車』
第27回 優秀板金製品技能フェア板金技能名人賞『水車』
第26回 優秀板金製品技能フェア経済産業大臣賞『フィルター』
第25回 優秀板金製品技能フェア経済産業大臣賞『スクリューフィーダー』
第24回 優秀板金製品技能フェア厚生労働大臣賞『攪拌機』
第23回 優秀板金製品技能フェア厚生労働大臣賞『シューター』
第20回 優秀板金製品技能フェア厚生労働大臣賞『カバー』
第18回 優秀板金製品技能フェア中央服藥能力開発協会会長賞『ロータリーカバー』

第34回 優秀板金製品技能フェア 【経済産業大臣賞】

「世の中の役に立つものが作れたら」

今回、この作品の製作を決めた理由ですが、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みが進む中、何か「世の中の役に立つものが作れたら」と思い、チャレンジしました。
サボニウス形にツイストが加わった形状を、どうにか板金で作れないかという自分のチャレンジでもあります。
上下プレートに羽根がきれいに沿うよう展開、下部に進むほどねじれを強く加工し、回転時に軸がブレないよう三枚の羽根を合わせこむ作業はとても苦労しました。

第27回 優秀板金製品技能フェア 【板金技能名人賞】

「あえて難しいものを作ってやろう!」

とにかく一番難しいモノをつくってやろうと思いました。 そのためのデザインが決まるまで、 半年以上かかりました。
また羽根がスムーズに回るための設計が思ったようにいかず、設計に延べ700分くらいかかってしまいました。
加工のアピールポイントは、『自社製作のプレスプレーキ用積層簡易金型で、 15Rの曲板からFR曲げでR272の曲げ加工を実現』したこと。 しかしこの金型製作は特に困難で、試行錯誤を繰り返しました。
困難の連続ではありましたが、 製作過程で様々な試みを行えたので、今後の仕事や技術の 向上に生かしていきたいと思います。

第26回 優秀板金製品技能フェア 【経済産業大臣賞】

「つくりだすことへの挑戦」

今までとは違うつくり方で、面白い作品や、新しい板金製品の製作に挑戦したい。そんな想いから作品を製作しました。
難しかったのは、R形状のスリット間の距離。 曲げ線にスリットを入れて手で曲げていくという方法を試した結果、 簡易型、 特型なしで、きれいなR形状が作り出せました。部品分割を最小限にできただけでなく、コスト削減にも繋がりました。
一歩踏み込んだ技術を学び、 挑戦すること。 それによって、 自分自身も成長できたと思います。
今後も今以上の技術を身につけて、つくりだすことへの挑戦を続けていきたいと考えています。

第25回 優秀板金製品技能フェア 【経済産業大臣賞】

「技術で常識を打ち破る」

お客様からの、 「板金でスクリューを作れないか」という相談が、作品制作の出発点でした。
スクリューは切削加工での製作が常識。 板金加工での製作は、技術的に難易度が高く、試行錯誤の連続でした。 特に苦労したのは、2本のスクリューがうまくかみ合うように曲げる加工精度や、溶接加工時の歪みを抑えること。数ミリ単位で曲げ角度を変えては溶接し、 何度も何度も試作を重ねました。結果、コスト・重量・納期の大幅削減に成功。お客様、 私ども双方にメリットがある技術となりました。
今後も、お客様からの提案やアドバイスを大切にし、難易度が高い加工に挑み続け、技術で常識を打ち破っていきます。

第24回 優秀板金製品技能フェア 【厚生労働大臣賞】

「研鑽された複数の技術から成る作品」

今回出品した作品は丸形状のものから変形した形に製作するのに苦心しました。
その結果、丸形状からの変形の仕上がりとねじれ加工の仕上がりが良くでき、仕上げのきれいな溶接も実現することができました。
今回の受賞には、私たちが苦心したこれらの点をご評価いただいたのだと思います。
日頃の成果が出て、このような賞をいただけたことは、とても嬉しく思います。
今回の受賞を若手の育成と技術の発展の励みとし、これからも板金加工を通して、社会貢献に努めたいと思います。

第23回 優秀板金製品技能フェア 【厚生労働大臣賞】

「ひねりの難しさ」

Rとひねりを使った製品を製作してみようと思い、ひねった角パイプを取り入れました。 当初は、シュート部分をストレートにするつも りでした。しかし同僚からの提案や、 自分自身のよりよいものを製作したい想いから、結局はかなり複雑な形状の製作となりました。
最も苦労したのは、やはり「ひねり」です。まずひねった形状に見えるデザインを考えるのに苦労しました。またひねり形状の曲げと溶接も、職人技を必要なとするデリケートな作業でした。溶接によるひずみを修正しながら、求める精度・形状へと少しずつ近づけていき、シュート部分と上下の開口部を合わせるのには、大変苦心しました。今後も新しい技術や知識を積極的に学んでいきたいと思います。

第20回 優秀板金製品技能フェア 【厚生労働大臣賞】

「R局面の美しさにこだわる」

R局面の出し方や繋ぎ方、絞り形状の展開などを工夫し、溶接による歪みを最小限に抑えることに苦労しました。 R面とR面のつながりがプレスで絞ったように綺麗につくれた点が高く評価いただいたポイントだと思います。
これまでの経験を生かした結果で金賞・厚生労働大臣賞をいただけたことは、とても嬉しく大きな励みにもなります。 これからも日々、 技能の更なるレベルアップに取り組み、いろ いろなことにチャレンジし、社会に貢献できるよう、 当社のモノづくりに対する能力を高めていきたいと思います。

第18回 優秀板金製品技能フェア 【中央職業能力開発協会会長賞】

円形・R形状を基本とする「ロータリカバー」

“受皿”と”上蓋”の円形ラインをぴったり合わせることも繊細な技術を要するところですが、とりわけ”上下”のR形状がつながるところが難関でした。
これには高度な設計・展開と曲げ加工技術や精度が要求されるからです。
こうした技能の投入に加え、歪みの修正にも終始、神経を注いだことが全体的な仕上がりの良さに繋がったのだと思います。
この製品は素人目にはそれほど複雑に見えない形状です。
しかし、板金加工のプロがつくったものをプロの目で評価いただいたことが私たちにとって最も嬉しく大きな誇りです。
今回の受賞に慢心することなく、日々、技能の向上に努めてまいりたいと思います。

優秀板金製品技能フェア受賞作品

第33回『羅針盤』グランプリ
第22回『花瓶』銅賞
第31回『SAKURA TUBE』グランプリ
第21回『チェーンケース』銀賞
第19回『電源箱(特殊)』銅賞
第16回『ベルトカバー』日刊工業新聞社賞(金賞)

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